最新トピックス > カワイEXを使用した遠藤郁子さんのCDがレコード芸術誌で絶賛 カワイEXを使用した遠藤郁子さんのCDがレコード芸術誌で絶賛!2009年2月12日 「奇跡のピアニスト」とも呼ばれる遠藤郁子さんがEXを使用して録音したショパン/夜想曲全集が、レコード芸術誌2月号に特選盤として取り上げられ、絶賛されていますのでご紹介します。 このCDは、2008年11月28日に東京文化会館小ホールで行われた遠藤さんのリサイタル『音霊の詩』のプログラムをレコーディングしたもので、「滅多に味わえないすばらしいコンサートだったが、この録音はリサイタルの感動を伝えている」と評されています。 CDについて
レコード芸術 2009年2月号 演奏評より濱田滋郎氏「<夜想曲>集には近年もいくつか名盤が生まれているが、遠藤郁子のそれは、ショパンの抱いた情感および音楽的思念と、演奏者のそれらとが美しい同心円を、あるいは二重虹を描いている貌の見事さにおいて、誰からも凌がれることはない。」 那須田務氏「客観性と自己制御、澄み切った透徹した眼差し。だからこそ、彼女のノクターンは現実世界の様々な聴き手を受け止めることができるのだろう。」 遠藤郁子さんプロフィール3才より母の遠藤道子にピアノの手ほどきをうけ、後に高折宮次、井口秋子の両氏に師事。芸大一年生のとき、安宅賞を受賞、日本代表として第7回ショパン国際コンクール(ワルシャワ)に参加。ポーランド批評家連盟より特別銀賞を受賞。そのとき世界的なショパン演奏家、ハリーナ・チェルニー・ステファンスカ、及び御夫君のルドビク・ステファンスキ教授の招きで、同氏の内弟子となって研鑽をつむと同時に、ワルシャワ・フィルハーモニー交響楽団定期演奏会、ハンガリー国立フィルハーモニー交響楽団、グルノーブル市立交響楽団、N響、読響、日フィル、新日フィル、東響、札響、大フィル、京響などとの協演、ワルシャワフィルハーモニーにおけるショパン命日記念リサイタル、各地のフェスティバル、TV、ラジオ出演などの恵まれた演奏活動のスタートを切る。 1974年からパリに在住。ヴラド・ペルルミュテル、アンリエット・ピュィグ・ロジェ両氏に師事、アメリカ・フランス・イギリス・ハンガリー・ルーマニア・旧ソビエト・ユーゴスラビアで演奏活動を行う。 レコード及びCDは、ショパンのポロネーズ全曲・マズルカ全曲・ソナタ全曲・バラード全曲・25のプレリュード全曲、ノクターン集、及びベートーヴェンソナタ集他が、ビクターエンタテインメント及び、日本コロムビアからリリースされている。 海竜社から出された二冊のエッセイ集「いのちの声」と「いのちの響き」は、苦しみを負った人びとから、静かに長く読みつがれている。 彼女の演奏やCDが、サリン被害に遭った人びとや、重度障害者や、生きる望みを絶たれた人びとに、生きる力をもたらしたことから「奇跡のピアニスト」「癒しのピアニスト」と呼ばれるようになり、ハンディキャップを背負った人びとへの支援にも、社会的活動としての日々を送っている。1997年にはこの功で松本市長より表彰をうけた。 |