カワイ音楽教室は、創立以来
「音楽を身につける過程で、個々の持つ様々な能力や可能性が見いだされ、発揮されること」
「音楽を学ぶことでこそ得られる人格的なふくよかさや、奥深く幅広い豊かな人格形成を求めること」
「技術的な進歩だけに偏らない、真に芸術的な感性と人間的魅力に溢れた新しい日本の文化人を育成すること」
等を中心的目標として掲げ、50年間に渡って、日本中に音楽芸術を愛好する多くの豊かな人々を育ててきました。

これらカワイ音楽教室が掲げてきた創立当初からの理念は、現在の日本が改めて見直しはじめている「人間教育」の根本的な礎となる「人間のあるべき姿」への一貫した思想です。
すなわち、音楽芸術への取り組みを、単なる技術指向の演奏者輩出作業とは考えず、音楽そのものの力を信じた感性の育成、また精神性や文化を担う人間性を養成する機関としての役割に徹することを主軸として、音楽にとどまらず創造的な新しい芸術事業への展開を様々な世代へ向けて行ってきたものです。

こうした取り組みは、結論的に同業他社との明白な差別化を導き出しているといえます。
カワイ教育事業は、これまでの50年間に多くの音楽演奏者を育てただけでなく、多くの音楽聴取者をも生み出しています。芸術は創り手と演じ手、そして鑑賞者があってこそ成立するものです。カワイ音楽教室は、質のよい創造者、演奏者、聴取者を生んできたと同時に、生徒さん、また親御さんへも大きな教育的影響を与えてきました。そうした着実で誠実な教育的関係を結び合うことによって、全国に音楽だけに留まらない様々な芸術分野への嗜好を促してきたことは、大きな文化的遺産となって「人間を育む」仕事の重要性を今新たに教えてくれています。

音楽教育事業とともに、まったく同じ主張のもとに、体育教室、絵画造形教室、英語教室のそれぞれが子どもたちの人間的豊かさを導き出す理念に添って展開されてきたことは、「人間の本来のあるべき姿」を第一に考え研究とともに行ってきたカワイ教育事業の誇りとするところです。

カワイは、常に生きたアートを提供する。
そこには、教わる子どもや親、教える講師、楽しみたい大人や熟年者、楽しみを分かち合う講師・・・、全国のどの空間にも、個性豊かな生きた人間同士の心の交流があります。
音楽、体育、美術、英語、どの分野にもその場でしか味わえないライブの「喜び」と「感動」が溢れています。
人と人が触れ合う空間にしか生まれない心の絆は、一人ひとりの豊かな個性のダイアローグの結晶です。
個性と個性が語り合い、歌い合い、響き合い、奏で合う、その時そこに生まれるハーモニー。
これこそが芸術の醍醐味です。

こうしたことから、カワイは、一人ひとりの「個性」を導き出し、育むこと（PERSONALITY）を続けながら、それぞれの個性が生かされてこそ生まれる他人（ひと）との気持ちの共有や理解、他人（ひと）と心を通わせ心を共振させる喜び（HARMONY）を創りだす力を伸ばす活動を行ってゆくことを改めて宣言します。

個を育て、育った個と個による共鳴の力。それこそが、文化の担い手である芸術活動の核になると信じてシンボルマークを作成しました。

シンボルマークのキャッチフレーズとして、“PERSONALITY & HARMONY”を採用しています。