品番:1710
女声合唱とピアノのための 花、いっぱい
本体価格\1,400+税かごに入れる
出版社:カワイ出版
A4判 32頁
作曲:魚路恭子
作詩:山村暮鳥/まど・みちお
グレード:中級
演奏時間:約13分
本年度日本音楽コンクール作曲部門第1位の気鋭の新人の意欲作。3つの「花」のテキストを、ヴォカリーズの間奏曲がつなぐ構成となっている。2010年に初演。
「純銀もざいく(山村暮鳥)」は「いちめんのなのはな」というフレーズがどこまでも拡がる黄色の世界を表す。「サザンカ」では愛らしさを「レンギョウ」では、春の暖かさを、女性ならではの感性で歌っている。タイトルの「花、いっぱい」はまど・みちおの該当詩の初出詩集のタイトルである。
オリジナルは女声合唱とヴァイオリン、ピアノの伴奏で、このバージョンの楽譜はレンタル扱いとなる。
1 純銀もざいく(2'20")
2 サザンカ(2'45")
3 Intermezzo(1'10")
4 レンギョウ(6'30")
<魚路 恭子(うおじ きょうこ)>
東京藝術大学、同大学院修了。第24回日本交響楽団振興財団奨励賞、第18回名古屋
文化振興財団賞、第11回芥川作曲賞ノミネート、第2回牧野由多可作曲大賞、第18回
日本歌曲振興会日本歌曲コンクール最優秀賞、第80回日本音楽コンクール第1位(岩谷賞、明治安田賞)など受賞多数。
作品の他に公益信託宇流麻学術研究助成基金を得て異文化様式による音楽創造の
研究論文がある。九州・沖縄作曲家協会、日本音楽教育学会会員。現在、浜松市在住。