品番:1745
女声合唱とピアノのための こだまでしょうか
本体価格\1,500+税 品薄かごに入れる
出版社:カワイ出版
A4判 40頁
作曲:石若雅弥
作詩:金子みすゞ
グレード:初級
演奏時間:約16分20秒
2013年8月31日いずみホールで行われた「石若雅弥作品展2013」において女声版として初演。作曲者が合唱作品を書くきっかけとなった金 子みすゞの詩によるもので、女声版はとてもシンプルでかつ易しい二部合唱で書かれている。全体的に穏やかな曲想ではあるが「おさかな」はスリリン グな曲。全5曲。短い朗読文付き。
1 不思議 (3'05")
2 こだまでしょうか (2'40")
3 おさかな (3'25")
4 葉っぱの赤ちゃん (3'20")
5 私 (3'50")
(まえがき)
大学在学中のまだ曲を作る経験もほとんどなかった時期、初めて作った歌曲が金子みすゞの詩によるものでした。それ以来、金子みずゞの作品にいくつか作曲してきました。特に女声合唱曲が演奏される機会も多く、「何か続編ができれば」とずっと思っていたところ、ようやくこのように出版することができました。
この作品を書くきっかけは2011年1月に大阪の茨木市で開催された、金子みすゞの生涯を朗読や音楽などで描いた催しです。そこで「不思議」「おさかな」「葉っぱの赤ちゃん」を女声合唱で初演。その1年後、私が指導している合唱団7団体のジョイントコンサート「うたの音」での合同ステージ曲として、改訂を加えて残り2曲を追加した混声合唱版「こだまでしょうか」を完成させました。さらに翌年夏「石若雅弥作品展2013」で、いつも拙作を初演していただいているEnsemble Daffodilにこの女声版の演奏をお願いしました。そしてようやくこの度の楽譜出版となりました。
作曲に際し、金子みすゞの一生をより感じていただくために物語風の朗読文も作りました。全体的に、やさしくゆったりとした金子みすゞの作品ではありますが、この朗読や「おさかな」などテイストの少し違ったものがアクセントとなり、より感動的になるのではないかと思います。
★各曲のタイトルの下に表記した朗読は、付けずに演奏していただいても構いません。